12月歌会&連作合評会!
12月歌会、盛会の内に終了しました!
ひさしぶりに10人参加して、活気ある歌会になりました!テーマは自由詠1首。仙台の冬の冷たさ、それも硬質なそれがただよう詠草でした。
外はちらちら雪がちらついていましたが、評は白熱。(会場の暖房が効きすぎていた気もします……)評によって作品が息づいてきて。。。そんな風に思いました。
当日は、初参加の方が1人(無事、入会)、そして見学にいらした方が2人も。
この場を借りて、ありがとうございました。どうぞ、また遊びにいらしてください!
気恥ずかしい⁉、連作合評会
11月に上梓した『東北大短歌』第4号の連作合評会もしました。
では、ここで評が集まったものを一挙紹介!
樹形図をほそくのばしてゆく冬のどのきらめきも春にとどかず
/浅野大輝「新譜」
夏の日の牛乳めぐるせんさうを右目に映し茄子をほほばる
/宇野陽太「時を翔ける鳥」
鳥ならば飛行器官になるはずの腕もてきみがスープをつくる
/熊木奈美「君のいる街」
夏ならば海に行かうよ 地図上に溢るる青の粒にならうよ
/越田勇俊「君の国(あるいは、海)」
海月か水母えらぶさみしさ選ばれぬことばの憩ふみづを想へど
/瑞田卓翔「密室と翡翠」
感動のVTRを感動してますって顔でみんな見る 御社の窓に光る蜘蛛の巣
/寺門玲子「四年生」
君たちの悪口ウワサ聞くよりも辛口カレー百杯食べたい
/番澤芹佳「青春は、辛口カレー」
「いや~、いいんですよ」、「いいものはそれしかいえない」と評が出るたび、互いの頬が緩んでしまう。そんな合評会でした。
この連作は第4号に収録です。会員総勢17人の連作と一首評、評論etc.――、とんたんの2017年が詰まった第4号!通信販売、承っております。「リンク」のご注文フォームよりぜひ、ごお求めください。。。
本年もありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。
和気あいあい、とんたんも無事にポエジーを納めることができました。
寒い日がつづきます。お身体にお気をつけて、素敵なクリスマスとよいお年をお迎えください~
来年も当会をどうぞよろしくお願いいたします!!!
(文責:越田 勇俊)